第16回集いでお話くださった平野さんが著された『水の奇跡を呼んだ男』(2009年産経新聞出版)が農村土木学の権威団体である農村農業工学会から今年度の著作賞を授与されました。日本発の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平についてルポルタージュしたものです。私どもも09年1月に訪問しています。画像をご覧ください。
以下は、李登輝学校研修生によって構成される校友会の【通信2011.5.31】からの抜粋です。
~平野久美子さんご本人も、「受賞者をみると、学者や研究者の方がほとんどで、私の知っている方は唯一アフガニスタンで献身的な運動をしている中村哲博士だけです。私のような門外漢がこんな賞をいただいてよいものかと思うのですが、台湾の地下ダムや鳥居信平のことを一人でも多くの方に知っていただきたいと思っていたので、その意味ではよかったと思います。」とのことです。とかくこのような団体は頭が固い、と思われがちですが、この書に着目されたことに敬意を感じると同時に、学者や研究社にも評価されたことにより、この書の質の高さが証明された、とも言えます。書店でお求めになってよし、地元の図書館にもあたってみましょう。
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