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2008/06/17

尖閣問題は日台外交正常化のきっかけにすることができる

 日本は台湾との国交は無いので、政府レベルでの渡航可能なのは課長級までという現状だ。
 さて、1951年9月8日サンフランシスコ条約調印により、日本は「放棄した」旧領土の帰属先を云々する立場にないことから、1972年の日中共同声明においても「台湾は中華人民共和国の一部である」との中国政府の主張に同意することなく「理解し尊重する」との表現にとどめている。
 ところで、台湾では「許世楷・台湾駐日代表処代表が昨日、辞任を表明した。15日に帰台した許代表は16日、立法院で衝突事故について説明したが、中国国民党の立法委員(国会議員に相当)から日本寄りで「台奸(台湾の敵)だ」と激しく非難されたことに激怒、「志ある者、殺されても、辱めは受けない」として即刻辞職を表明した。・・・すでに中国ではウェブサイト上で中台共闘を呼びかける声が挙がりはじめ、中国の週刊紙「国際先駆導報」も16日付の最新号で、「台湾では『両岸は手をつないで釣魚島を守ろう』との声が相次ぎ上がっている」と報道しているという。4年前に尖閣諸島の魚釣島に上陸した香港の団体「保釣行動委員会」も17日に台湾へ行って船を借りて尖閣諸島へ向かう予定だという。」(メールマガジン「日台共栄」6/17より抜粋)
 さぁて、日本政府はどうするか?課長級職員ではこのような危機的な事態に対応できない。
台中接近を許すのか?まさか、中華人民共和国を通じて交渉するのだろうか?そんなことは、決してありえないと思うが。まさしく、「日本の政治」が問われている。

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