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2010/12/19

第15回集いの報告

12 月18日(土)、大阪難波市民学習センターに
「台湾5市長選挙と今後の展望」と題し、2時間にわたるお話をしていただきました。

(以下はブログ管理者責任による要約です。)
初めに、3:2の市長・130同数の市議その他里長選挙結果を紹介された後、
・地方選挙にしては高い投票率であったこと。
・国民党は相変わらずの金権選挙。南部では勝てないことが明らかに。
・民進党は台北、新北の候補が入れ替わっていたら?、台中の接戦。
・年内に2011年立法院候補が、1月には総統選挙候補(国民党は馬、民進党は?)が決まる。
 国民党の傾中制作の行く末について 
アメリカの保護国である(日本も保護国だが・・・)台湾で民進党は政権交代をさせてもらえるか?
アメリカは支那事変以降、国民党とツーカーの中であり、陳政権はアメリカを怒らせ半身不随になった。民進党も中華民国体制を前提とした政党であり、現時点においても、台湾人の制約としてアメリカの意を受けた国民党の意に沿うことしか出来ない?
台湾自立政権は国民党がなくならなければ本当の政権はできない。
資金が切れたとき、国民党はなくなる。

日本はどうか?現憲法は占領下のもので暫定憲法として講和条約発効時に無効を宣言すれば良かった。したがって、日本はい未だに自前の安全保障体制を持ちえず、すべてアメリカ任せである。台湾と同様である。
かつての宗主国である日本は台湾に親身に配慮することに加え、東アジアの安定に配慮するべきではないか。そして、利己主義が身を亡ぼすように、国際関係も国益追及だけではなく、共存共栄の立場でもっと発言せよ。


お話を受けて、参加者との質疑応答が行われました。
沖縄の帰属問題、二二八事件、台湾平民政府等幅広い質問が出され、伊原先生はそれぞれに丁寧にお答えになり、参加者一同感銘を受けた集いとなりました。
伊原先生及びご参加くださった皆様にお礼を申し上げます。

なお、講演に先立ち、事務局が選挙視察した際の画像と映像を紹介しました。

また、この日は午前10時半から事務局会議を開催し、竹市代表ほか12名での新体制を確認するとともに、講演会終了後、26人が参加して楽しく忘年会を執り行いました。

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