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2009/05/17

【メルマガ日台共栄:第1040号】から抜粋

・・・NHK「JPAN デビュー!」への台湾での抗議活動(5/16実施済)を紹介されています。
以下、抜粋です。

台北レポート[早川 友久さん]

 本日は午前11時半から友愛会の月例会に参加。その席上でもNHKの番組の件が語られ、番組の問題点を指摘した雑誌『SAPIO』(小学館)のコピーなどが配布されました。
 私の座ったテーブルでもNHKが「台湾も反日だ」と結論づけようとした姿勢に対し、憤りを表す方が大勢いました。「じゃあ、我々のように毎月集まって日本語の勉強会をやってる台湾のじいちゃんばあちゃんはどうなるんだ? 私らだけじゃないよ、短歌やったり川柳やったりしてる人だって沢山いるよ。そういう台湾人のことをNHKは傷つけたんだ」と。
 NHK台北支局が入居するTVBS側は「台湾の声」をチェックしていたらしく、昨夜のうちに警察へ通報され、連絡先となっていた黄敏慧さんの携帯電話に警察から連絡が入ったとのこと。曰く「デモの申請をしていないので違法行為になる」とか。ただ、こちらとしてはデモをするのではなくて抗議文を渡すだけだということで納得した模様。
 NHKが入居するTVBSのビルの正門は残念ながら改装中。そこには警備員とおしゃべりしてるスクーターにまたがったお巡りさん。このお巡りさん自身もあんまり事情が分かってないらしく、「なんの抗議なの?」と聞かれて拍子抜け。黄さんが「NHKの番組内容云々……」と説明すると、「そうなの? そりゃいかんわなー」といった雰囲気。集まってくるのはみんなじいちゃんばあちゃんだと聞いて、「そうかー、暑いから気をつけたほうがいいよ」と、いかにも台湾人らしい陽気なお巡りさんでした。
 予定の15時半になると、友愛会のメンバーも続々とタクシーで駆けつけ、総勢20名ほど。お巡りさんたちも15人ほど整列し、プラカードを掲げ、抗議文を手渡しました。蔡焜燦先生が「先輩」と慕う郭振純さんはNHKを皮肉った川柳を書いたプラカードを掲げて参加。新竹から毎月友愛会に参加している黄ばあちゃんは杖をつきながら抗議の列に加わりました。
 参加した日本語族の声。
 「私は日本が大好きで(日本と心が)結ばれていると思っているのに、日本政府は中国やコリアばっかり怖がって、私たちを馬鹿にしてる。でも、私は日本人が大好きだから、日本の方、台湾に来たらいくらでも案内しますよ」(台北の下町・萬華で生まれ育った陳添良じいちゃん)。
 「NHKは台湾の歴史を歪め、台湾人の日本に寄せる愛情を傷つけたのであります。台湾と日本は昔から切っても切れない深い絆があるのでございます。反日ではございません。沢山の証拠がございます。日本は共同生命体であり、一緒に世界の平和のために尽くしていきたいのであります。このことは絶対に分かっていただきたいと思います。以上です」  「NHKは台湾の人の言うことを非常に歪曲し、それから捏造した。これに対して我々日本語族は非常に憤りを感じるのです」(『素晴らしかった日本の先生とその教育』の著書もある楊應吟さん)。  「NHKの、この番組を計画した者は怪しいですよ。そのバックには何があるか。お金をもらってるに違いない。頭の赤い魔物(共産党のこと)に買われたに違いない」(前出の郭振純さん)。
 「台湾の中には今、国を売って金を儲けている人がたくさんいます。NHKはね、その真似をするなと、私は言いたいです。あの番組は作った話だよ。僕は兄弟18人ですよ。父は明治生まれだから学校がなかった。日本語も何も知らない。でも私の兄弟たちは公学校や高校、大学を出ました。兄弟のうち5人は日本へ行って勉強したんですよ。(当時)ぜんぜん圧力などというものは感じていない。(今日、警備に来た)警察官の中には台湾の人もたくさんおりますよ。しゃべっている言葉を聞けば分かります。彼らは今日、我々がどんな目的でここへやって来たか知らないでしょう。私は嘘をつくのが大嫌いだから、よく説明して、この目的を彼らに話せばね、彼らだって分かってくれるはずです。私はそれを信じております」(簡燦雲さん)。

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