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2011/01/10

『少年の日の覚悟』―かつて日本人だった台湾少年たちの回想録

昨年12月に桜の花出版㈱から新刊書が出ました。この本は私どもの第5回集いにお越しくださった蕭錦文さんほか3人の元日本人の証言をまとめたもので、管理人の私はこの正月休みに一気に読みました。

かねてご本人からお聞きした内容ですが、この本を読んで一つの疑問が解けました。それは、台湾人や台湾のことを良く知っている複数の人から、「蕭錦文さんは国民党・馬英九にひざまずいた。裏切り者や!」ということを聞かされたことがあるからです。
私が蕭さんに初めてお会いしたのは、靖国訴訟の国側弁護団の補助弁護人として大阪高裁に来られた時で、それ以降、私は息子と共に二二八紀念館でお話をお聞きしたりして、何度も親しくお付き合いしてきたので、なぜそんなことを言われるのだろうと思っていました。
それは国民党と新党が蕭さんの真っ当な心を利用して香港のフェニックステレビを使って行なった悪らつな罠だったのです。(P98~100に紹介されているので、ぜひ目を通してください。) 日本のマスコミもそうですが、権力者にとって一番邪魔な人を国民と離反させるために、一部だけを切り取った映像を放映をします。改めて中国人の本性を思い知らされました。
蕭さんとは次の土曜日15日、台北でお会いする予定です。新年の挨拶の映像がアップできれば行ないます。ご期待ください。

出版社のホームページには以下の案内が・・・でひ、手に取ってください。
「平和しか知らないあなたに読んで欲しい!国とは、戦争とは、人間とは、そして生きるとは何か!大東亜戦争末期の台湾。日本は苦戦を強いられ、当時日本だった台湾への米軍上陸も間近と予想されていた。その台湾で、内地の学徒兵と同様、まだあどけなさの残る、15歳、16歳の学生たちが祖国を守ろうと立ち上がった。ある者は志願して、ある者は召集令状を受け取って。皆が抱いたのは僕たちがやらなければ、誰が国を守るのか!」という悲しくも強い想いだった。」

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